動画で見る中国フィギャーフリーで羽生アクシデント激突も滑りきる！
その瞬間を何気なく見ていたが、ちょっと目を疑っていたような、現実をしばらく受け入れられなかった
公式練習中のアクシデント、あってはならないことだが、こういう事故もありうるということを受け入れなければならなかった。
事の次第は… 羽生は直前練習で中国の閻涵と激突。一時氷上に横たわり、頭部から出血し、顎も負傷した。止血剤で応急処置を施し、
演技を実施。終了後に米国チームの医師によって顎を７針縫ったほか、右耳の上の治療も受けた。左足は肉離れを起こしているもようで
、車いすに乗って宿舎に戻ったそうな…心配ではありますね。
あのアクシデントでは「エンカン」（中国）も羽生もふたりともフリーの演技は棄権すると見られていたが、羽生はそれでもリンクの上に
応急処置のあとも戻り、自分の身体を確認するように滑っていたが、時折ふらつくような場面とか、しかめっ面をするようばシーンもあり
どう見ても普通じゃなかった。エンカンは先に棄権を表明していたが、羽生のフリー演技へのチャレンジがエンカンをも刺激したようだ。
この二人は、演技の前に握手を交わして健闘をお互いに祈るスポーツマンらしい姿も見せた。
これで羽生が優勝したらそれこそ、レジェンド、奇跡…だが、現実はそこまで甘くなかった。演技中には何度も転倒死、それでも必死で
起き上がり、最後まで滑りきった羽生、見ていてもういたたまれなかった。あの松岡修造は必死でやめることを主張していたが、それでも
羽生は、最後はふらつきながらも滑りきり、終わった時の安心感からか、もう立っているのが不思議なくらいの疲労困憊ぶり。
それにしても、こんな事故がLIVEで放送されようとは…。優勝したロシアの選手も、喜びはほとんど顔には見せなかった。羽生の万全の
体調での勝利ならともかく、今回の事故の結果、自分が優勝というのはやっぱり素直に喜べないのだろう…。
それにしてもこの男、震災で心まで砕けそうになり、そこから立ち上がり、そして演技前のアクシデントで流血しながらもそこから這い上がり
最後まで自分の信念を突き通す…なんというメンタルの強さを持っているのだろう！驚くばかりでした。
2014.11.08(土)6,096PV