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猪木が黒いマフラーで会見、モハメッド・アリ死去に会見

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猪木が黒いマフラーで会見、モハメッド・アリ死去に会見


神妙な顔つきで現れた猪木



モハメッド・アリの死去に会見を開いたアントニオ猪木、いつもの赤いマフラーではなく、喪に服す黒いマフラー

昨日、ネットのニュース配信でアリの危篤状態を知った。74歳だった。家族の代理人が「32年間にわたる、パーキンソン病との

闘いの末に亡くなった」と明らかにした。アリさんは世界王者に3度なっただけでなく、リングの外でもベトナム戦争への反対や

人種差別、信仰の自由をめぐる言動で注目を集めた、20世紀の米社会を代表する人物の一人だった。


差別やベトナム戦争徴兵拒否など社会運動も話題に

カシアス・クレイの名前でデビューした彼はローマオリンピックで金メダルを獲得、そしてヘビー級王座を獲得し、その戦いは

「蝶のように舞い、鉢のように刺す」というヘビー級にありながら華麗なフットワークをさして評されたものだった。


「蝶のように舞い、鉢のように刺す」


往年はパーキンソン病と30年も戦い続けた日々だった。アトランタオリンピックでは聖火ランナーも務めた

世紀の茶番と評された猪木アリ戦には報道されないルールがあった




そこには、死闘を戦い抜いた強い絆で結ばれた友情があった。世間的には「世紀の茶番」と酷評された猪木アリ戦であったが、

二人の間では死闘があったからこそ、その後の二人の交流が続き、リスペクトしあう関係となったのであった。

問題はファイトマネーと、試合のルールであった、この異種格闘技戦ルールに寄って勝敗は決まると言って過言ではなかった。

立てばアリ、寝たら猪木という前評判が、後悔スパーリングを見て、猪木の本気度と技の多彩さを見て、強引にルール変更を迫り

受け入れないなら帰ると迫った。結局、立てったままのキック、投技、後頭部に打撃は反則、寝技は5秒という圧倒的に不利なルール

を受け入れた猪木が思いついたのは、アリのパンチを避け、攻撃できる唯一の方法それが「アリキック」だった。この状態が

その後のMMAなどでも使われるようになった「猪木アリ状態」という言葉だった。試合は3分15Rという形式だったが猪木のキック

が当たったのが64発、アリのジャブが5発という結果にもかかわらず「引き分け」という結果となった。試合のラウンドが進むに

つれて赤く、どす黒く変わっていくアリの太ももは激しく腫れ上がり、膝の裏に血栓症を患い、サンタモニカの病院に入院した。

かなりの重症であったとことはアリが当初甘く見ていた猪木の攻撃力であったことを物語っていた。とにかくこの決戦は全て

破格であった。リングサイド特別席は当時の値段で30万円! ファイトマネーは1億円という信じられない金額に跳ね上がった。


猪木アリ戦の視聴率は38.8%

今だから言うが、新入社員の私は、どうしても見たくて、近くの電気量販店に、仕事をサボって見に行った時に、隣にいたのが

部長さん、何もなかったかのようにその試合の進行について熱く語ったことを思い出されます。(笑)



最後にモハメッド・アリ氏のご冥福をお祈りいたします。


2016.06.04(土)5,560PV

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